非正規派遣エンジニアの日常

ニートと派遣の繰り返し

【日常】派遣登録会、面談感想

派遣会社の登録会やら面談やらを済ませてきました。

まだ残ってはいるのですが、とりあえず今受けているものや面談での感想を記事にしていきたいと思います。

 

大阪の派遣登録会雰囲気

登録会は3社程終わらせてきました。

全てWeb登録会でして派遣登録したことがある方はわかると思いますが、雰囲気は雑談しているような感じです。

結構派遣会社によって待遇等が変わるのだということがわかりました。

私は希望最低時給を「2500円」で出しているのですが、一社からはもしかしたら大阪では見つからないかもしれないといわれてしまいました。

正直相場がよくわからないのでなんとも言えないです。

10月になっても仕事が決まらなかった場合は条件を落とすこともやむなしって感じですね。

基本的には経歴の説明を終えたら後は派遣会社さんからの連絡待ちになってしまいます。

また、エンジニア系の仕事に特別特化しているような会社は今のところ見つからず、キャリア的に詳しい説明を求められることもありませんでした。

このあたりは東京でも同じような感じですね。

もしエンジニアの方で派遣に移ることを検討されてる方がいる場合、先にスキルシートを作成しておくことをお勧めします。

工程、言語、ツール、DB、FW等派遣会社の方はIT業界に特別詳しいわけではないので、アピールできそうな内容をわかりやすくまとめておくのがベターです。(会社のがある方はそれでいいと思います。私も前々職で使用していたスキルシートをそのまま使用しています。)

 

大阪での初めての面談

一件だけですが、大阪で初めて面談を受けてきました。

コロナが流行ってからずっとオンライン面談ばかりやってきていたので対面での面談はかなり久しぶりで緊張しました。笑

このあたりも東京と同じようなものでした。

案件説明→経歴説明→細かい技術についてついて経験があるか等の質疑応答といった流れです。

経験がないものはないと言い切ってしまってOKです。

キャリア的にも次につながりそうな内容で個人的には文句ありませんでした。

 

面談結果と変更点

ありがたいことにその日のうちに面談結果で合格をいただきました。

ただ合格時にもともと時給2500円の派遣だという説明を受けていたのですが、雇用形態が契約社員で月給40万のみなし残業45時間が含まれているといった内容の説明を受けました。おったまげです。

これはありなのでしょうか?

雇用形態にこだわりはないのですが、みなし残業制度はほんとに糞です。

毎月少しは残業が発生するのでこの残業中のモチベがマジで死にます。

10秒前までそこでお世話になる気が満々だったのですが、一気に気持ちがそがれました。

ただ大阪での面談じたいがこれが最初ですので大阪ではこういったことが当たり前に行われている可能性も捨てきれずその場ではお願いしますと答えました。

まだ今後面談が入ることになるかと思うので、通常の時給制の派遣として働けるのであれば案件確保後に、辞退の連絡をしようと思います。

次に日常会として更新する時はお世話になる案件が決まった時になるかと思います。

正直めんどくさいですがやむなしって感じですね。

 

では、また。

【東京転職編】経験一年のエンジニアが都内で転職してみた

わずかなニート期間で転職先を探さなければならなくなりました。

この時の私の状況をおさらいします。

 

状況

・経験:約1年

・年齢:23歳

・学歴:中卒

・地域:都内

こんなものでしょうか。

 

経験一年のエンジニアの転職状況

経験が一年あるひよっこエンジニアの転職活動を開始します。

SES系の会社に転職する予定だったので、正直給料くらいしか変化がわかりません。笑

SESの場合やりたいこと携わりたいシステムがある→案件による。携わりたい工程がある→案件による。

こんな感じでどこの会社に入社するなんかは給料以外はあまり変わらないのです。

とりあえず2社応募してみることにしました。

結果2社とも書類選考突破し面接となります。(これは未経験の場合でもあまりかわらないですね。)

面接も終わらせましたが、経験があるせいか面接らしい面接はありませんでした。

自分の経歴を簡単に済ませ会社説明を受けて終わりでした。笑

2社とも同じような内容だったので経験が一年もあれば転職は容易に出来ます。

結局2社からとも内定をもらい給料の高い方に決めました。

辞退メールは送りませんでした。笑

 

条件

・2ヶ月の研修有

・給料24万

・勤務地は都内案件によって異なります。

・残業代は支給(定時後1時間は休憩扱い)

実に3万円の給料アップです。

残業代も支給されるようになったのでもう少しくらいは収入が上がったと思います。

これにより遊びに使えるお金が増えたので個人的にこの転職は成功だったと思います。

また、Javaの基礎、データベース、HTMLのOFFJTの研修があるので基礎知識を更に固めれてありがたかったです。

 

経験が少ない時に転職はすべきか

これについては色んな意見があると思います。

私個人の意見ですが、エンジニアでSESの会社の人はどんどん転職すべきだと思います。

まずSES系の会社は転職回数を気にする会社は少ない傾向にあるかと思います。

それよりも経験内容を重視します。

よっぽど短期間での転職を繰り返してる場合は別かもしれませんが、人を採用し現場に送り出せば管理コストもたいしてかからず会社の利益になるので、採用活動には相当寛容な業界です。

また、自社で仕事をするわけではなくお客さん先で常駐しての仕事になるので自社内での働きやすさ等を整えたところでエンジニアにとってのプラスにはなりません。

案件も面談がある以上最初から決めておくといったことが出来ないので、給料を上げるくらいしか他社とのエンジニアの採用で差別化が出来ないと思うので、転職する程給料が上がりやすいです。

ただこれはエンジニアの方のスキルにもよるのですが、ネットでいわれている程高いスキルを有している必要はありません。

というかなんであんなに高いスキルがないとダメみたいな風潮があるのでしょう?普通にエース級のスキルが最低条件みたいに書かれてるのがよくわからないです。

一人称で製造が出来るレベルだと割とウェルカムな感じでした。

 

まとめ

今回の転職は個人的に今思い返しても成功だったと思います。(そんな劇的には変わっていませんが。)

現在の職場で転職で迷ってる方がいたら年齢やキャリア、収入との相談は必要かもしれませんが私は転職すべきだと思います。

そんないい会社がごろごろあるわけではありませんが宝くじは買わないと当たらないですからね。

次回からは転職後の職場での思い出話なんかを書いていこうと思います。

ただあまりブラック要素の高い話は出てこないと思います。

一般的なエンジニアの日常の思い出話のような感じになるかと思いますが、お付き合いください。

 

では、また。

【東京ブラック客先常駐編】その後

 

前回の話です。

先にこちらを読んでいただけけるとありがたいです。

ponz0213.hatenablog.com

 

最初の話

ponz0213.hatenablog.com

 

無事にブラック現場から脱出することが出来ました。

不眠症にもなりましたし健康面で失ったものは大きかったと思います。

ですがこの現場でエンジニアとしての基礎は培えたと思うので得られたものもまた大きかったです。

 

社内待機になる

今回現場をやめる時契約期間満了でやめるわけではなく自社が手を引くといったかたちで突発的にやめたことになります。

準備期間等も特になかったので当然次の現場も決まっていません。

この間社内で勉強しながら営業さんが次の現場の面談を組んでくれるのを待つことになります。

IT業界ではこの社内待機の間会社の負債となるので、給料が2~5割程カットになることが多いです。

私が在籍していた会社は幸い給料カットはありませんでした。

というか月給21万だったのでカットなんかされたら生きていけません。笑

しかし面談は幸いにもすぐに決まりとんとん拍子に話は進み現場も決まりました。

2週間くらい確か猶予があったと思います。

その現場では自t社先輩が2年ほど働いており退職されるので交代要員として私が選ばれました。

その先輩もちょくちょく引き継ぎの為現場から自社に来てくれていたので話を聞いてみました。

私「残業って多いんすか?」

先輩「俺は毎日1,2時間くらいだよ」

私「マジっすか。それくらいならいけます。」

最初程のやる気は当時もうありませんでしたが、長時間残業を続けていたのでそれくらいならいけると思いました。

ブラック現場のような働き方だけはしたくないと思ってたのです。

先輩「でも残ってる人は日付またいでるから正直どれくらいになるのかわかんない。

忙しくなってきたら休日出勤もあるしね。」

私「ア、ハイ...。」

完全に心が折れました。

ある程度の能力は付けた気でいましたが、がっつり経験のある先輩程仕事が出来る気はしないからです。

つまりあの日常が戻ってくるわけです。

 

死刑執行を待つ死刑囚の気分

一週間と少ししたら現場が始まります。

この期間ホントにナイーブでした。

この頃は自社では自習ですることも特にないので、2chまとめサイトで退職系の体験談ばかり読むようになります。笑

給料も安いし残業代が出るわけでもない、下積み期間だというのは分かっていますがどうしても嫌なものは嫌です。

 

現場初日

現場までは、電車で片道1時間半くらいかかります。

JR蒲田駅で乗り換えだったのですが、あの有名なコピペが頭をよぎります。

もし仕事に行きたくなくなったら、そのまま反対の電車に乗って、
海を見に行くといいよ。

海辺の酒屋でビールとピーナツ買って、海岸に座って
陽に当たりながら飲むといいよ。

ビールが無くなったら、そのまま仰向けに寝ころんで、
流れる雲をずっと眺めるといいよ。

そんな穏やかな時間がキミを待ってるのに、何も無理して
仕事になんか行く必要ないよ。

気づいたら反対方向の電車に飛び乗ってました。笑

そのまま全然知らない少し田舎の方まで行って河川敷を散歩して時間をつぶしてました。

 

ニート連行される

もう会社に戻ることは出来ません。

とんでもないくらい着信が来ます。

人気者のつらいところですね。

最初は気分も落ちてましたが河川敷を散歩するうちに開放感とともにテンションも上がってきます。

ネットカフェで漫画をしこたま読んだ後、一人焼肉食べ放題のフルコンボです。笑

上機嫌で家に帰るとそこはなんと警察の方が4人程待っていました。

おったまげです。ばっくれ罪でしょうか。

警察「ぽんずさんでしょうか?」

私「...。」

無言で逃げる私。

運動不足の元ニート、捕まえるのプロである警察の方にはかないません。

警察「なんで逃げるんですか?」

私「スミマセン。」

警察「ぽんずさんの会社から捜索願が出ています。

このまま警察署までお願いします。」

やられました。

まさか警察が動くだなんて夢にも思いませんでした。

警察署では仕事が嫌になってバックレたことを伝えて解放されました。

捜索願の件は翌日警察の方から会社に発見しましたと報告してくださるようです。
後日退職の手続きも書類で郵送されてきたので全て完了させ無事ニートに逆戻りしました。

その後

快適ニートライフを送るのには貯金が少なすぎました。

とゆうか貯金がそんなに出来る程給料をもらってません。

約一年激務が続いていたので一か月程ニート生活を送ることにしたのですが、結局就活を再開することになります。

ただ以前決意したキャリアを築いていこうと思った考えは当時も変わらず続いていたのでIT業界でエンジニアとして働こうと考えていました。

 

次回から微経験エンジニアの転職活動での状況からまた記事にしていきます。

そうだな、「東京転職編」として転職活動や転職後のエピソードなんかを書いていこうと思います。

ここで一旦「東京ブラック客先常駐編」は終わりにしたいと思います。

お付き合いいただきありがとうございました。

 

では、また。

【東京ブラック客先常駐編】有能無能は人によって変わるよねって話

前回の続きです。

先にこちらを読んでいただけるとありがたいです。

ponz0213.hatenablog.com

 

有能か無能かって個人の主観なので人によって評価変わりますよね。

Aさんは有能だなと思ってても別の人は無能だと評価していたみたいな。

皆さんも経験あると思います。

今回はそんな話です。

 

登場人物

私:23歳、脱コピペプログラマしたくらい

ベテランさん:50代くらい、優しい

フリーランスさん:50代後半くらい、フリーランス、業界経験長め

前回とほとんど同じですね。

 

開発現場での話

当時の私のスキル感ですが、脱コピペプログラマってレベルで大したことは相変わらず出来ません。

簡単な処理を考えて書くくらいです。

成長したことと言えば先輩の書いたプログラムが読めるようになったくらいのまだまだポンコツです。

作業は私が簡単な部分や先輩が既に作成したものの修正を行っていました。

フリーランスさんとベテランさんがメインで開発を行っていたのです。

そんなある日修正作業にとりかかろうとしたのですが、全くプログラムが読めませんでした。笑

部分的にどんな処理をやっているか理解出来ないとかではなく、プログラムが今までのものとは全くの別物に見えるます。

私のメインといっても差し支えない業務の修正作業がこれでは行えないのでベテランさんに質問します。

私「すみません。プログラムが全く読めないです。

何をしてるのかわからないとかじゃなく読めないです。」

ベテランさんに一度確認してもらいます。

ベテラン「ラムダ式で書いてるねこれ。」

私「なるほど(わからん)」

ベテラン「今これを読むのは無理だと思うから本人に修正してもらった方がいいよ。」

私「わかりました!(なにもわかってない)」

※プログラムにも色々な書き方がありまして、ラムダ式というのは英語でいうところの筆記体のようなものです。当然何も読めませんでした。

この後フリーランスさんに読めないので自分で直して欲しい旨を伝え、無事嫌味を言われながら直してもらえました。笑

 

なぜ書き方を変えたのか

これは今でもわかりません。

一つのシステム内に複数の記述方法でプログラムを書いていくのは当然よくないことです。

ただ普通に書くよりは難易度は高いので当時の私は、すごいなーくらいに思ってました。

 

有能と無能

フリーランスさんもベテランさんも仕事が早く私から見るとどちらも仕事が早く有能な人だなと思うわけです。

というかこの三人だと無能は私だけになってしまいます。笑

ただベテランさん視点からすると意見が違うようで全然有能じゃないとぼやいてました。

・決められているわけでもないのにラムダ式でプログラミングをしている点

フリーランスさんはお客さんの意思を無視して進めることが多かったようでした。

ベテランさんの意見が全て正しいというわけではないかもしれません。

ただ私がフリーランスさんに感じたこととベテランさんが感じたことで評価(感想?)は全く別のものになりました。

私は目の前の自分の仕事を終わらすといった点でのみ考え、ベテランさんは開発が終わった後の運用面やお客さんの評価といった全体の視点で考えていたのだと思います。

結局私は今もこのベテランさんのような視点をもっているわけではないですし人によって重視していることも違うので有能か無能かなんて評価は割とあいまいなんだと思います。(一部のとんでもない成果をあげるような人は別です。)

 

結局この開発はどうなったの?

これは分かりません。

私の所属していた会社がこのプロジェクトから手を引いたからです。

実は割と最初の方から時間外労働が長すぎて嫌だということは営業さんに伝えていました。

しかしいつかの記事にも書きましたが、以下のような取引になっているので伝言ゲームをするしかなく1エンジニアの意見なんかこの長い伝言ゲームの途中でなかったことにされてしまいます。笑

自社からいきなりB社、C社、派遣先に話をする等はご法度です。

自社→A社→B社→C社→派遣先

しかし何度も伝言ゲームを繰り返し行ううちに話がついて晴れて辞めることが出来ました。

時間外労働についてですが、フリーランスさんがくるまで4か月くらいはずっと終電、休日出勤や泊まり込みが多かったです。

増員があってからは毎日3~4時間の残業で帰れていたので改善はしました。

 

感想

結局この現場で1年近くを過ごしました。

もう二度とこんな思いはしたくないですし、ここまでしんどい現場に遭遇したことはありませんでした。

忙しい時期でも1、2ヶ月2時間くらいの残業のところが多いのではないでしょうか?

とはいえ成長は出来たと自信を持って言えます。

ホントに最後の方はですが、そこそこプログラムも自分でロジックを考え機能を作り上げたりなんかも出来ました。

まぁ最初からそのレベルで出来ていれば少しは時間外労働もへっていたかもしれませんが...。

 

【東京ブラック客先常駐編】は次回が最終回です。

では、また。

【日常】大阪のエンジニア求人の感想と現状

こんにちは。

今年8月くらいまでは働いていたのですが、今はニートです。

一年半くらいリモート勤務だったので実はそんな疲れてなくニート欲もそんなにないのです。

なので10月くらいから働こうと思います。

 

大阪での求人を見てたのですが東京と比べると給料が1,2割くらいは低いかなーって印象を受けます。

案件自体は結構ありそうなので仕事がなくて困るような感じではなさそうです。

東京の案件だと募集要項に特定のフレームワークの2年以上の使用経験だったりAWS環境での開発経験を求められたりする案件もそこそこ多かったのですが、こちらだと「Javaを使用した3年以上の経験」だったりと割と応募条件が緩い案件が多いと感じます。

 

明日、明後日と派遣会社の登録会だったり面談だったりとニートのくせにそこそこ予定がつまってしまいました。

通勤5分くらいの求人もあったりするので入れたらかなりうれしいです。笑

東京で住んでたころ一番嫌だったのは通勤時間なんですよね。

片道1時間って割と普通の方だと思うんですけどやっぱり嫌です。

無駄な時間をなくしてスキルを磨く時間にしたいとかそういった考えを持ってるわけではないのですが、自由時間は大量に確保したいんですよね。

 

案件選びは楽そうなとこを探してしまう

自分は案件を選ぶ際楽そうなところだったり給料、通勤時間だったりが第一条件になってます。

経験者が人手不足と叫ばれてる現状に完全に甘えてます。笑

他の人はどんな感じなんだろう....。

東京で正社員時代は会社が案件を完全に決めていたので自分に選択の余地はありませんでした。

なので経歴も開発システムの業種や使用しているフレームワークもスキルシートはバラバラです。(唯一使用言語はJavaなのですが....。)

それでも派遣する時は結構案件を選べてたのでこれもひとえに人手不足の影響なのでしょう。

そもそもSESで働いている方で自分が描いたキャリアをつかんでいる方ってどれくらいいるのでしょうか?

金融やクレジット系のシステム開発に特化していれば案件単価も高いところ決まりやすそうなイメージですが、特定の業界に特化した会社ってSESというビジネスの仕組み上少ないと思うんですよね。

上流の工程を経験したいであったり特定のフレームワークの使用経験を積みたいくらいだと叶えること出来そうですが、特定の業界のシステム開発に携わり続けたいと願ってそれが叶うものなのか知りたいものです。

これが自社開発系の企業と人売りSESの違いなのでしょうか...。

当ブログではエンジニアについてネガティブなイメージがつきそうなことばかり書いていますが、個人的にエンジニアという職業はおすすめの職業だと思います。

転職しやすく学歴も必要なくそこそこのお給料をもらえるからです。

最初は覚えることが多く大変だと思います。

残業についても案件によりますが、外れ案件だと本当に多いです。そりゃ人も離れます。

大阪での仕事が確定したら東京で働いていたころの条件等と詳しく比較してみます。

このあたりは今度また別途記事にする予定です。

 

ではまた。

【東京ブラック客先常駐編】キャリアを築いていこうと思った話

前回の記事の後の話です。

よかったら先にこちらを読んでください。

ponz0213.hatenablog.com

 

無事コピペプログラマとなり果てた私ですが、知識がついたわけではないので難しいことはもちろんわかりませんし、基礎的なこともわかりません。

砂糖、醤油、酒を混ぜればすき焼きの割り下ができますよね。

すき焼きの割り下を例にすると、このころの私は白い粉と黒い液体と透明な液体を混ぜればすき焼きの割り下が出来ると思っているような状態です。

そんなポンコツとベテランさんの二人で作業を続けますが、当然の如く終わらないので増員することになりました。

 

登場人物

私:22歳、コピペプログラマ、知識0

ベテランさん:50代くらい、優しい

フリーランスさん:50代後半くらい、フリーランス、業界経験長め←new

※IT業界ではフリーランスという働き方をされている方は結構いらっしゃいます。

企業と雇用契約を結ぶのではなく1ヵ月いくらで常駐してシステム開発を行うといった契約を結び働きます。

所属する会社がないので、会社の利益や間接部門の人件費等がかからない為働く方に入る収入が多いのが特徴です。

当然メリットデメリットがあるのですが興味のある方は自身で調べてると思うので詳しい説明は省きます。

 

初めて見るフリーランス

フリーランスという働き方があるのは知ってましたが、一緒に仕事することになるとは思っていなかったのでびっくりです。

当然興味もあったので簡単な挨拶を済ませ少し話を聞いてみました。

 

私「フリーランスでやってるってすごいっすね。かっこいいです。

やっぱ儲かるんですか?」

フリーランス「儲かるよー。

今月収60万くらいだし都内ならこれくらいは普通じゃないかな。」

私「はぇーめちゃくちゃ多いんすね。」

びっくりしました。

当時21万円で働いてた私の約3倍です。

キャリアも能力も違うので私より多いのは当たり前ですがそんなにもらえるとは思ってませんでした。

私「ご迷惑おかけするかと思いますが質問とかさせてください。」

フリーランス「自分教育とかはやらないですよ。」

私「ウス...」

新人の尻ぬぐいは嫌だとはっきり断られました。笑

当時はショックでしたがそもそも所属会社も全然違う案件が終われば会うこともない人を助ける理由はどこにもありません。

ベテランさんが優しいだけでこれが普通なんだと思います。

同時にこのまま違う案件にいった場合自分に出来ることがないと焦り勉強を始めることにしました。

 

ニート頑張る

当時片道通勤2時間弱かかっており、家に帰れば疲れ果てて寝るような暮らしをしていたので、通退勤の時間を利用して勉強を始めました。

研修で習ったことの復習とベテランさんに頼み込んで自分が勉強すべき箇所を教えてもらいひたすら実践していきます。

結果3ヵ月程かかりましたがコピペプログラマを脱することが出来ました。

冒頭の割り下の例でいうと醤油、砂糖、酒をちゃんと認識出来るようになったレベルです。

このあたりからなんとなくなったエンジニアですが、ずっとこの業界で仕事していこうと考えるようになりました。

仕事が楽しいと思えたわけではなく単純に苦労して覚えたプログラミング知識なので役に立てたいと思ったからです。笑

あとはやはり中卒からなれる職って少なくて更に稼ぎたいって考えると選択肢ってほぼないんですよね。(自業自得)

この業界なら経験者は給料も高い傾向にありますし、フリーランスさんの話を聞いてちょっと夢を見てました。

まぁ理由は不純ですが少し進歩です。

 

では、また。

【東京ブラック客先常駐編】開発現場

初めての現場での話を書いていきます。

 

私は現在エンジニア歴5年目ですが、ダントツぶっちぎりでこの一番最初の現場がつらかったです。

毎日終電、泊まり込み、休日出勤とデスハッピーセットでした。

当然時間外労働は100時間を超えます。

インフルエンザに罹りましたが気づかないくらい極限状態でした。

場所が今じゃうんこタワマンで有名な某駅から徒歩10分くらいの大きなビルで初めて出勤する日はエリートになった気分でわくわくしたものです。

メンバーは私と別の会社からベテランさんが一人、あとは雇い主の会社(プロパー)の担当者さんが一人の計三人でした。

 

登場人物はこんな感じです。

私:22歳、この時はまだやる気に満ち溢れてる、能力は素人レベル

ベテランさん:50代くらい、優しくて質問すれば教えてくれる、業界10年選手、有能

プロパーさん:30台前半くらい、主に打ち合わせで席にいない、週の半分は普段から会社に泊まり込みのエリート企業戦士

 

開発現場へ

プロパー「まずはセットアップからお願いします。」

プロパー「セットアップ用のディスクを持ってきます。」

※最初にメールの設定、officeソフトやセキュリティソフトの設定等PCを使用出来るように各種設定を行います。おそらくSESだと最初はどこもこの作業からになると思います。

数分後

プロパー「セットアップ用のディスクは別の協力会社さんが使用していて1週間程空かないようです。」

私「(よくわからん)」

先輩「(絶句)」

別の会社の人が使ってるから一週間PCの初期設定が行えず、使えないという状況になりました。

さらにここは新規開発のくせに設計書や仕様書といったドキュメントが一切ないトラップハウスのような現場だったのでマジで1週間なにもやることがなかったのです。

初めての現場だったのでやる気に満ち溢れていたのですが、一週間程は何もせずただ時間が過ぎるのを待つこととなりました。

------1週間後-----

PCセットアップが完了し作業に入れました。
試作品のシステムを作成→お客さんに見せながら要望、改善点を聞く→反映→打ち合わせ→試作品を完成版に近づけていく

これの繰り返しで進めるプロジェクトだったので私とベテランさんの役目はひたすらプログラムを書いていくものでした。

しかし打ち合わせ内容の共有は全て口頭で行われ毎日何かしらの箇所で修正の要望が行われます。

ベテラン「ここってこうだっけ?」

私「覚えてまセンチ」

こういったやりとりは何億回も繰り返されます。

2週間程経ってある程度勝手もわかってきたころ、朝出勤するとプロパーさんからメールがきてました。

メールの内容は大した内容ではない(忘れた)のですが送信時間が朝の4時になっていたのを見てこれまでゆるーく働いていた自分は戦慄したのを覚えています。

 

無限残業編

それまでは毎日ほぼ定時、残ってもきりが悪いから15分~30分程度残業するくらいで進めていたのですが、いきなり終電コースに変わりました。

異世界転生ものの導入並みに唐突です。

プロパー「ちょっと共有があります。」

プロパー「半年先に完成予定だった内容ですが、残り2か月で暫定版として対応することになりました。」

プロパー「スケジュール的にどうでしょう?」

私「誰か手伝ってくれないと無理です。」

というかやりたくないこんなの。

新人だったので実力も全然なくホントに無理だったわけですが....。

ベテラン「時間が足りません。無理です。」

プロパー「時間足りないですよね。一応先方にもかけあっておくので、出来るところまでお願いします。」

こんな感じのやり取りでした。

そもそも半年かけて完成させる予定だったものがなぜ2ヶ月で終わると思ったのでしょう。

今思ってもやはり無理だと思います。

半分以上巻きてあんた...。

この日を境に泊まり込み、休日出勤のオンパレードでした。

当然帰るのも終電になりました。

経験三年ほどの一般的なエンジニアの作業能力を1とするとこの時の私が0.3、ベテランさんが2.5くらいです。

2ヶ月で完成させろ命令は結局決まってしまいましたが当然のごとく終わりませんでした。

 

出勤したら席がなかったの巻

残業のオンパレードで働き続けていたのですが、その日は金曜日で久しぶりに土日両方休みです。

当然のように終電帰りでしたが2連休とのことでかなりうきうきで帰りました。

幸せのボーダーはどんどん下がっていきます。

深夜2時過ぎに寝て次の日起きると夕方5時過ぎだんですね。

体が重かったのですが、そんなの慣れっこなので疲れてるなーくらいにしか思わなかったんですが食欲が全然わかなくって試しに熱計ると39℃近くありました。

病院でインフルの診断を受けて1週間の自宅待機となります。

苦しかったですが、3日ほどたつとインフルってもう症状全然気にならなくなるもので実質長期休暇くらいに思って満喫してたんですね。

次の週出勤すると知らない人が私の席を使ってて私の席もPCもなくなってました。

おったまげです。

私「席がなくなってるんですけど....」

ベテラン「辞めたって聞いたけど」

私「?」

クビになったのかと思いました。

自社に確認すると私がインフルで休んだタイミングと増員のタイミングがたまたまかぶってたようでした。

また、自社→A社→B社→C社と間を挟んで伝言ゲーム形式で伝わるので途中で「ぽんずはインフルエンザで休む」から「ぽんずはインフルエンザでやめる」というわけのわからない内容に変わってしまったようです。

その日は席もPCもなかったので当時流行ってたまんが村で東京喰種を昼まで読んで自社から帰宅OKとの指示をいただいたので帰りました。

学んだこと

新人気分だとマジで帰れない。

残業が増えてから業務量がかなり増えたので、教えて教えての状態だと仕事が全然終わらないことに気づきました。

さらに0時を過ぎるとこの建物防犯の関係で出入口にシャッターが下りて帰宅できなくなります。

脱獄不能社畜収容所に様変わりしてかなり嫌な気分になるのでなんとなく調べて出来るところを進めようという意識から何がなんでも終わらすって意識に変わりました。

ニート、コピペプログラマになる。

意識が変わっても実力がそんなすぐに変わるわけはないのでネットに落ちてるサンプルプログラムを拾ってきては試すのが癖になりました。

たまに思ったように動きますがその内容は全く理解していないです。これはほんとによくなかったと思います。

処理名(メソッド名)なんかもサンプルのままなので「sample」や「bottunaction」のようなメソッドがかなり増えました。

大量の糞コードを量産してしまいます。

当然コピペだけではどうにもならない部分は出てきます、そういった場合結局ベテランさんの手を借りることになってました。

椅子で作るベットは意外と気持ちいい

朝9時に出社して泊まり込みだと退勤するのが次の日の夜22時とかになります。

集中力なんてかけらも残ってないので2,3時間仮眠することがあります。

オフィスチェアを4つ程並べて簡易ベットで寝るのですが意外と寝心地はいいです。笑

寝心地がいいというよりは疲れ果てて体も寝れればどこでもいいくらいな感じだと思うのですが....。

やる前はこんなのネットの中でしかないことだと思ってましたがまさか最初の現場で体験することになるとは思っていませんでした。

 

では、また。