前回の記事の後の話です。
よかったら先にこちらを読んでください。
無事コピペプログラマとなり果てた私ですが、知識がついたわけではないので難しいことはもちろんわかりませんし、基礎的なこともわかりません。
砂糖、醤油、酒を混ぜればすき焼きの割り下ができますよね。
すき焼きの割り下を例にすると、このころの私は白い粉と黒い液体と透明な液体を混ぜればすき焼きの割り下が出来ると思っているような状態です。
そんなポンコツとベテランさんの二人で作業を続けますが、当然の如く終わらないので増員することになりました。
登場人物
私:22歳、コピペプログラマ、知識0
ベテランさん:50代くらい、優しい
フリーランスさん:50代後半くらい、フリーランス、業界経験長め←new
※IT業界ではフリーランスという働き方をされている方は結構いらっしゃいます。
企業と雇用契約を結ぶのではなく1ヵ月いくらで常駐してシステム開発を行うといった契約を結び働きます。
所属する会社がないので、会社の利益や間接部門の人件費等がかからない為働く方に入る収入が多いのが特徴です。
当然メリットデメリットがあるのですが興味のある方は自身で調べてると思うので詳しい説明は省きます。
初めて見るフリーランス
フリーランスという働き方があるのは知ってましたが、一緒に仕事することになるとは思っていなかったのでびっくりです。
当然興味もあったので簡単な挨拶を済ませ少し話を聞いてみました。
私「フリーランスでやってるってすごいっすね。かっこいいです。
やっぱ儲かるんですか?」
フリーランス「儲かるよー。
今月収60万くらいだし都内ならこれくらいは普通じゃないかな。」
私「はぇーめちゃくちゃ多いんすね。」
びっくりしました。
当時21万円で働いてた私の約3倍です。
キャリアも能力も違うので私より多いのは当たり前ですがそんなにもらえるとは思ってませんでした。
私「ご迷惑おかけするかと思いますが質問とかさせてください。」
フリーランス「自分教育とかはやらないですよ。」
私「ウス...」
新人の尻ぬぐいは嫌だとはっきり断られました。笑
当時はショックでしたがそもそも所属会社も全然違う案件が終われば会うこともない人を助ける理由はどこにもありません。
ベテランさんが優しいだけでこれが普通なんだと思います。
同時にこのまま違う案件にいった場合自分に出来ることがないと焦り勉強を始めることにしました。
元ニート頑張る
当時片道通勤2時間弱かかっており、家に帰れば疲れ果てて寝るような暮らしをしていたので、通退勤の時間を利用して勉強を始めました。
研修で習ったことの復習とベテランさんに頼み込んで自分が勉強すべき箇所を教えてもらいひたすら実践していきます。
結果3ヵ月程かかりましたがコピペプログラマを脱することが出来ました。
冒頭の割り下の例でいうと醤油、砂糖、酒をちゃんと認識出来るようになったレベルです。
このあたりからなんとなくなったエンジニアですが、ずっとこの業界で仕事していこうと考えるようになりました。
仕事が楽しいと思えたわけではなく単純に苦労して覚えたプログラミング知識なので役に立てたいと思ったからです。笑
あとはやはり中卒からなれる職って少なくて更に稼ぎたいって考えると選択肢ってほぼないんですよね。(自業自得)
この業界なら経験者は給料も高い傾向にありますし、フリーランスさんの話を聞いてちょっと夢を見てました。
まぁ理由は不純ですが少し進歩です。
では、また。