非正規派遣エンジニアの日常

ニートと派遣の繰り返し

【東京ブラック客先常駐編】その後

 

前回の話です。

先にこちらを読んでいただけけるとありがたいです。

ponz0213.hatenablog.com

 

最初の話

ponz0213.hatenablog.com

 

無事にブラック現場から脱出することが出来ました。

不眠症にもなりましたし健康面で失ったものは大きかったと思います。

ですがこの現場でエンジニアとしての基礎は培えたと思うので得られたものもまた大きかったです。

 

社内待機になる

今回現場をやめる時契約期間満了でやめるわけではなく自社が手を引くといったかたちで突発的にやめたことになります。

準備期間等も特になかったので当然次の現場も決まっていません。

この間社内で勉強しながら営業さんが次の現場の面談を組んでくれるのを待つことになります。

IT業界ではこの社内待機の間会社の負債となるので、給料が2~5割程カットになることが多いです。

私が在籍していた会社は幸い給料カットはありませんでした。

というか月給21万だったのでカットなんかされたら生きていけません。笑

しかし面談は幸いにもすぐに決まりとんとん拍子に話は進み現場も決まりました。

2週間くらい確か猶予があったと思います。

その現場では自t社先輩が2年ほど働いており退職されるので交代要員として私が選ばれました。

その先輩もちょくちょく引き継ぎの為現場から自社に来てくれていたので話を聞いてみました。

私「残業って多いんすか?」

先輩「俺は毎日1,2時間くらいだよ」

私「マジっすか。それくらいならいけます。」

最初程のやる気は当時もうありませんでしたが、長時間残業を続けていたのでそれくらいならいけると思いました。

ブラック現場のような働き方だけはしたくないと思ってたのです。

先輩「でも残ってる人は日付またいでるから正直どれくらいになるのかわかんない。

忙しくなってきたら休日出勤もあるしね。」

私「ア、ハイ...。」

完全に心が折れました。

ある程度の能力は付けた気でいましたが、がっつり経験のある先輩程仕事が出来る気はしないからです。

つまりあの日常が戻ってくるわけです。

 

死刑執行を待つ死刑囚の気分

一週間と少ししたら現場が始まります。

この期間ホントにナイーブでした。

この頃は自社では自習ですることも特にないので、2chまとめサイトで退職系の体験談ばかり読むようになります。笑

給料も安いし残業代が出るわけでもない、下積み期間だというのは分かっていますがどうしても嫌なものは嫌です。

 

現場初日

現場までは、電車で片道1時間半くらいかかります。

JR蒲田駅で乗り換えだったのですが、あの有名なコピペが頭をよぎります。

もし仕事に行きたくなくなったら、そのまま反対の電車に乗って、
海を見に行くといいよ。

海辺の酒屋でビールとピーナツ買って、海岸に座って
陽に当たりながら飲むといいよ。

ビールが無くなったら、そのまま仰向けに寝ころんで、
流れる雲をずっと眺めるといいよ。

そんな穏やかな時間がキミを待ってるのに、何も無理して
仕事になんか行く必要ないよ。

気づいたら反対方向の電車に飛び乗ってました。笑

そのまま全然知らない少し田舎の方まで行って河川敷を散歩して時間をつぶしてました。

 

ニート連行される

もう会社に戻ることは出来ません。

とんでもないくらい着信が来ます。

人気者のつらいところですね。

最初は気分も落ちてましたが河川敷を散歩するうちに開放感とともにテンションも上がってきます。

ネットカフェで漫画をしこたま読んだ後、一人焼肉食べ放題のフルコンボです。笑

上機嫌で家に帰るとそこはなんと警察の方が4人程待っていました。

おったまげです。ばっくれ罪でしょうか。

警察「ぽんずさんでしょうか?」

私「...。」

無言で逃げる私。

運動不足の元ニート、捕まえるのプロである警察の方にはかないません。

警察「なんで逃げるんですか?」

私「スミマセン。」

警察「ぽんずさんの会社から捜索願が出ています。

このまま警察署までお願いします。」

やられました。

まさか警察が動くだなんて夢にも思いませんでした。

警察署では仕事が嫌になってバックレたことを伝えて解放されました。

捜索願の件は翌日警察の方から会社に発見しましたと報告してくださるようです。
後日退職の手続きも書類で郵送されてきたので全て完了させ無事ニートに逆戻りしました。

その後

快適ニートライフを送るのには貯金が少なすぎました。

とゆうか貯金がそんなに出来る程給料をもらってません。

約一年激務が続いていたので一か月程ニート生活を送ることにしたのですが、結局就活を再開することになります。

ただ以前決意したキャリアを築いていこうと思った考えは当時も変わらず続いていたのでIT業界でエンジニアとして働こうと考えていました。

 

次回から微経験エンジニアの転職活動での状況からまた記事にしていきます。

そうだな、「東京転職編」として転職活動や転職後のエピソードなんかを書いていこうと思います。

ここで一旦「東京ブラック客先常駐編」は終わりにしたいと思います。

お付き合いいただきありがとうございました。

 

では、また。